豪栄道 綱獲りへ「腹を決めてやるだけ」 九州場所13日初日

[ 2016年11月12日 15:34 ]

 一年納めの大相撲九州場所は13日に福岡国際センターで初日を迎える。大関豪栄道が初の綱とりに挑み、全休明けの横綱白鵬にはあと3勝と迫る史上3人目の通算千勝が懸かる。関脇高安は大関とりと話題が豊富で、優勝争いは混戦模様だ。

 12日は会場で土俵祭りが開かれ、三役以上の力士や日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)らが15日間の安全を祈願した。先場所、全勝で初優勝した豪栄道の調整は順調。2場所連続で制覇すれば横綱昇進は確実で「腹を決めてやるだけ」と表情を引き締めた。白鵬は「いよいよだな、という気持ちがしてきた。初心に戻っていきたい」と意気込んだ。

 日馬富士、鶴竜の2横綱や年間最多勝争いで首位の大関稀勢の里らを交えた賜杯レースも考えられる。八角理事長は「今回は白鵬が中心と言えない部分がある。優勝争いという意味では面白くなってきた」と熱戦を期待した。

続きを表示

2016年11月12日のニュース