宇野2位も2年連続GPファイナル決定 フェルナンデス逆転3連覇

[ 2016年11月5日 23:47 ]

ロシア杯宇野のフリーの演技(AP)

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、ロシア杯最終日は5日、モスクワで行われ、男子ショートプログラム(SP)首位の宇野昌磨(18=中京大)はフリーで自己ベストの186・48点、合計285・07点をマーク。ハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)に逆転を許し2位となったものの、一番乗りで2年連続のGPファイナル(12月、フランス・マルセイユ)進出を決めた。

 SPで世界歴代3位、今季世界最高で自己ベストを更新する98・59点をマークし、首位に立った宇野は、フリーでも冒頭の4回転フリップ、4回転トーループを着氷。後半にも3回転半からの3連続ジャンプなどで得点を伸ばし歴代6位の高得点をマーク。しかし、4回転トーループで転倒し、コンビネーションにできず減点となったのが痛かった。

 SPで宇野に次いで7点差で2位だった世界王者のフェルナンデスは4回転ジャンプを3つ決めるなど貫禄の演技を見せフリーで201・43点、合計292・98点をマークし、逆転で大会3連覇を飾った。

 SP4位のアレクセイ・ビチェンコ(28=イスラエル)が自己ベストのフリー168・71点、合計255・52点で3位となった。

 SP10位の田中刑事(21=倉敷芸術科学大)は、冒頭の4回転サルコーで手をついたが、後半立て直しフリー155・78点、合計224・91点で7位に順位を上げた。

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