錦織、因縁チリッチに完敗で準Ｖ　１４年全米決勝の雪辱ならず

男子テニス　スイス室内最終日シングルス決勝 （ 2016年10月30日    スイス・バーゼル ）

決勝でチリッチに敗れた錦織圭（ＡＰ）
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　男子テニスのスイス室内最終日は３０日、スイスのバーゼルで行われ、シングルス決勝で世界ランキング５位で第３シードの錦織圭（２６＝日清食品）は世界ランキング１２位で第４シードのマリン・チリッチ（２８＝ユーゴスラビア）と対戦。１―６、６―７のストレートで敗れ、準優勝に終わった。

　錦織とチリッチの対戦は錦織の７勝４敗。今年はウィンブルドン４回戦で対戦したが、左脇腹を痛め途中棄権した相手だ。また、２０１４年の全米オープンの決勝で苦杯を喫した相手でもある。その時以来のツアー決勝での顔合わせとなった。

　第１セット、錦織はサーブ、ストロークとも好調なチリッチに主導権を握られ、第４ゲームでこの試合、最初のブレークを許した。結局、５ゲームを連取され、１―６でこのセットを失った。

　第２セット、錦織は第１０ゲームに３度のセットポイントを握りながら、いずれもミスし、タイブレークに突入。最後は５―７で競り負けた。

　チリッチの返り討ちに遭った錦織。２月のメンフィス・オープンに続く今季２勝目はならなかった。