栃木9勝 田臥「懐かしい」秋田で躍動、勝利に貢献

[ 2016年10月30日 05:30 ]

Bリーグ第6節第2日 ( 2016年10月29日    能代市総合体育館 )

Bリーグ 秋田―栃木 ドリブルで攻める栃木・田臥
Photo By 共同

 東地区首位の栃木は遠藤祐亮(27)らの活躍で秋田に68―61で競り勝ち、9勝2敗とした。秋田は2勝9敗。同2位のA東京も千葉を87―84で下して9勝2敗、千葉は6敗目(5勝)を喫した。中地区は川崎が三遠を84―66で下し、9勝3敗でトップに返り咲き、西地区はトップの名古屋Dが三河に64―75で敗れ、ともに8勝3敗となった。

 栃木の田臥にとっては能代工高時代を過ごした秋田での一戦。「体育館に入って、思い出がよみがえってきた。懐かしさもあった」。開始前に高校の先輩から花束を受け取るセレモニーも行われた試合を白星で飾り、柔らかな笑みを浮かべた。

 チームは攻撃がかみ合わず、東地区最下位の秋田を相手に第3クオーターに一時5点のリードを許した。だが米プロリーグのNBAでもプレーした36歳の司令塔が流れを引き戻す。30―35から自身の得点で3点差とすると、素早いパスさばきで遠藤の3点シュートをアシストして同点。第4クオーターも2つのアシストで勝利を呼び込んだ。

 高校時代はタイトルを欲しいままにした。秋田のファンも地元の英雄を温かい拍手で迎えた。「“お帰り”と言ってもらえてうれしかった。まだまだ頑張らないといけない」。新たな刺激を受けた日本バスケ界の顔が、地区首位のチームをけん引する。

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2016年10月30日のニュース