ウォリアーズ、まさかの大敗 デュラント“苦痛”伴う新天地初戦

[ 2016年10月26日 14:37 ]

新天地初戦を白星で飾れなかったウォリアーズのデュラント(AP)
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 2季ぶりの覇権奪回を狙うウォリアーズは地元オークランド(カリフォルニア州)でスパーズと今季の開幕戦を行ったが100―129(前半46―64)でまさかの大敗。サンダー時代に4度得点王となっている新加入のケビン・デュラント(28歳)は37分の出場で27得点と10リバウンドを稼いだが、新天地での初戦は“苦痛”を伴う展開となった。

 昨季の得点王でシーズンMVPに輝いたステファン・カリー(28歳)も26得点をマークしたが、最後まで流れをつかめず完敗。デュラントとともにリオデジャネイロ五輪で米国の金メダル獲得に貢献したクレイ・トンプソン(26歳)は得意の3点シュートが1本(試投6本)しか決まらず11得点に終わり、129失点はスティーブ・カー監督(51歳)が率いた14年シーズン以降ではワーストとなった。

 ティム・ダンカン(40歳)が引退したスパーズでは若き大黒柱に成長したカワイ・レナード(25歳)が35得点と5スティールを稼ぐなど攻守両面で大活躍。フリースローは15本すべて成功させ、ウォリアーズにつけ入るスキを与えなかった。ラマーカス・オルドリッジ(31歳)も26得点と14リバウンドをマークするなど二枚看板が奮闘。グレグ・ポポビッチ監督(66歳)の開幕戦成績は通算18勝2敗となった。

 トレイルブレイザーズは地元ポートランド(オレゴン州)でジャズに113―104(前半54―46)で勝利。第3Q終了時点で6点を追う展開だったが、第4Qを36―21で制してリーグ記録となっているホーム開幕戦の連勝を「16」に更新した。

 昨季の得点ランクで6位(25・1点)となったダミアン・リラード(26歳)は4本の3点シュートなどで39得点。C・J・マッカラム(25歳)も25得点を稼ぐなどバックコート陣がチームを引っ張った。

 ジャズではヒートから移籍したジョー・ジョンソン(35歳)が29得点、3季目のロドニー・フッド(24歳)が26得点をマーク。主力に故障者を多数抱えながらも善戦したが、あと一歩およばなかった。

 なおこの日は3試合を消化。開幕2日目となる26日には計10試合の開幕カードが組まれている。

 <26日のカード>

マーベリクス対ペイサーズ(WOWOWライブで27日午前8時から生放送)、ヒート対マジック、ネッツ対セルティクス、ピストンズ対ラプターズ、ホーネッツ対バックス、ティンバーウルブス対グリズリーズ、ナゲッツ対ペリカンズ、サンダー対76ers、キングス対サンズ、ロケッツ対レイカーズ。

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2016年10月26日のニュース