計画通りの会場で開催を 国際水連、小池知事に要望

[ 2016年10月25日 11:33 ]

 国際水泳連盟(FINA)のマルクレスク事務局長は25日、東京都庁を訪れて小池百合子知事と会談し、2020年東京五輪・パラリンピックの水泳を計画通り「五輪水泳センター」(江東区)で開催するよう求めた。

 マルクレスク氏は「20年大会だけではなく、その後に開かれる国際イベントなど日本水泳のレガシー(遺産)としても重要。FINAの技術者とともに予算削減には協力したい」と述べた。

 小池知事は「ランニングコストを含めて、大会後に効果があるのかを見極めている。日本国民は水泳が大好きで、気持ちよく世界のスイマーを迎えられるよう最大の努力をしたい」と応じた。

 会談には、日本水泳連盟の青木剛会長ら幹部も同席した。

 大会開催費用を検証する都の調査チームは9月29日、コスト圧縮のため3競技会場の建設中止を含めた見直しを提案。五輪水泳センターは大会時に2万席とする計画が過大として、近くの東京辰巳国際水泳場の改修案を挙げた。小池知事は今月中にも一定の判断を示す方針。

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