神鋼 故平尾氏に勝利届ける、喪章つけプレー 試合前には黙とう

[ 2016年10月22日 17:42 ]

平尾GMの死を悼み、試合前に黙とうする神戸製鋼フィフティーン
Photo By 共同

 ラグビー、トップリーグの神戸製鋼は22日、三重県鈴鹿市で、ゼネラルマネジャーで元日本代表監督の平尾誠二氏が53歳で死去してから初の公式戦に臨み、ホンダに37―24で勝利した。試合前に黙とうを実施。両チームの選手がジャージーの袖に喪章をつけ、半旗が掲げられた。

 前半14分にトライを挙げた橋本大輝主将(29)は試合後の記者会見で「きょうは何としても勝たないといけなかった。この勝利を平尾さんに見てほしかった」と号泣した。20日の訃報に接し「ラグビーどころではないという感情もあった」と語った。

 日本代表で活躍実績のある木津武士選手(28)はスクラムの最前列で奮闘した。「ぼくらがいいラグビーをしたら平尾さんも喜んでくれる」と懸命の防御で相手の攻撃を防いだ。

 神戸製鋼の喪章は前日にチームスタッフがミシンでジャージーに縫い付けた。今季最終戦まで喪章をつけることを検討している。

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