グラント氏、カリーは「歴史上もっとも優れたシューター」

[ 2016年10月21日 11:50 ]

来日してインタビューに応じた元NBAのホーレス・グラント氏
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 米プロバスケットボール、NBAの16―17年シーズンは25日(日本時間26日)に開幕する。かつてブルズが最初に3連覇(90―91、91―92、92―93、後に95―96、96―97、97―98でも3連覇している)を果たしたチームで、マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペンとともに「ビッグ3」と呼ばれたホーレス・グラント氏が先頃来日し、インタビューで今季の注目選手などについて語った。

 昨季キャバリアーズをファイナル制覇に導いたレブロン・ジェームズと昨季レギュラーシーズン歴代最多73勝をマークしたウォリアーズのエースのステファン・カリー。現在のNBAの2大スターについて、グラント氏は「(ジェームズが勝る部分は)強いて言うなら4Qでのスタミナかな、カリーは少し終盤になると疲れが見えていたし。レブロンの方が少し体力があることくらいかな。(カリーが勝る部分は)スリーを決めることかな(笑)。レブロンもシュートはうまいけど、カリーは歴史上もっとも優れたシューターの1人だと思う」とそれぞれの強みを挙げた。

 カリーは昨季の3点シュート成功数で史上初の400本超えとなる402本をマーク。さらに正確無比なシュートを武器とするクレイ・トンプソンらを擁するウォリアーズは昨季のファイナルでは負けたものの、レギュラーシーズンでは歴代最高勝率をマークし、NBA史上最強とも言われた。ブルズの黄金時代にプレーした同氏は「2つの違う時代だからね。ハンドチェックをはじめ多くのルールが変わったし、レーンの中でもあまり身体をぶつけられなくなってるね。だけどカリーとトンプソンのコンビは80年代でプレーしても活躍したと思うよ」と絶賛した。

 昨季西地区最下位に沈んだ名門レイカーズはコービー・ブライアントが引退し、今後の行方に注目が集まっている。チームの救世主として期待されるのはドラフト全体2位指名で強豪デューク大から入団したスモール・フォワードのブランドン・イングラム。オールラウンドな得点能力を持ち、ケビン・デュラント2世とも言われている。「彼は本物だよ。オールスターの常連になるだろうね。プレーに対する姿勢、恐れずに向かっていくメンタリティ、そしてディフェンスも素晴らしい」とその実力を認める。まだ体の線は細いが、「まず体よりも、メンタルの部分。KD(ケビン・デュラント)も最初は線が細すぎるとかいろいろ言われていたけど、リーグ屈指の選手になったしね」と心配はしていない。

 あらためて近年のスター選手、ジョーダン、ブライアント、ジェームズ、カリー、コービーについて比較してもらうと「まずはマイケル、彼より競争心の強い選手は見たことがない。次にコービー、マイケルとの違いはチャンピオンリングの数だけだと思う。そして次にレブロン、ファイナルでウォリアーズ相手に1―3から逆転優勝へとチームを導くなんて見たことがないくらい素晴らしいことだからね。そしてカリー、彼はまだ若いし、これからの年月でどんどん上に上がっていくと思う」と語った。

 WOWOWは開幕戦2試合(ニックス対キャバリアーズ、スパーズ対ウォリアーズ)を26日午前8時45分からWOWOWプライムで、無料生放送する。また、グラント氏がブルズ在籍時に3連覇を成し遂げた試合、「NBA甦る栄光の歴史 1993ファイナル第6戦 ブルズvsサンズ~ジョーダン3連覇達成!」が22日午前11時30分からWOWOWライブで放送される。決勝シュートを決めたジョン・パクソンにラストパスを送ったグラント氏が「最高の思い出だね。これを超えることは難しいんじゃないかな」と振り返る伝説の一戦だ。

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