神鋼マッケイHC「世界中で名声を得ている」伊藤「本当につらい」

[ 2016年10月21日 05:49 ]

平尾誠二さん死去

平尾誠二GMの訃報が伝えられたミーティングを終え、クラブハウスを出る神戸製鋼ラグビー部の伊藤鐘史選手(中央)ら
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 神戸製鋼ラグビー部は20日、神戸市内のグラウンドで練習後の午後2時ごろに水上孝一ラグビー部長によって、平尾GMの訃報が選手に伝えられた。選手は闘病生活を送っていたことは知っていたが、突然の知らせに驚きを隠せなかった。主将就任5シーズン目を迎える橋本大輝(29)は就任時に1対1で話し合い「神戸製鋼は常勝チームでないといけない」と掛けられた言葉が強く印象に残っているという。「小さいころからスター選手。気持ちの整理がつかないが、チームが勝つことで報われると思う」と気丈に話した。

 兵庫県出身で、昨年のワールドカップ(W杯)代表の伊藤鐘史(35)は「本当につらい。今年の春、最後に交わした優勝してくれという言葉を実現したい」と語った。

 平尾GMの人脈で新しく就任したジム・マッケイヘッドコーチ(49)も「オーストラリア、ニュージーランド、イングランドと世界中で名声を得ている。残りのシーズンで、平尾さんが話していたアタッキングラグビーを体現したい」と神妙な表情を浮かべた。

 ▼元木由記雄氏(元日本代表、神戸製鋼、現京産大ヘッドコーチ)公私ともにずっと一緒にいた。思い出がありすぎる。日本のラグビー界の一時代を築いた方。見ている人に感動を与え、近年のラグビー界の歴史をつくった。19年ラグビーワールドカップを含め、惜しい方を亡くした。

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2016年10月21日のニュース