SR渋谷ホーム開幕戦で大勝 青学大体育館が黄色に染まった

[ 2016年10月9日 06:05 ]

Bリーグ1部 第3節第2日 ( 2016年10月8日    青山学院記念館 )

<SR渋谷・富山>第2Q、フリースローを放つアールティー・グイン(C)B.LEAGUE
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 中地区2位のSR渋谷が、東京都渋谷区の青山学院記念館で行われたホーム開幕戦を大勝で飾った。大学の体育館を本拠地とした珍しいスタイルだが、満員の観衆で埋まり富山を79―61で撃破。通算4勝1敗とした。富山は1勝4敗で5位となった。

 青学大の体育館がスクールカラーの緑でなく、SR渋谷の黄色に染まった。日本代表で青学大出身の広瀬は「練習がきつくて苦しい思い出しかない場所。今日は学生の頃とは雰囲気が全然違った」と語った。授業やクラブ活動で使用されているため、会場設営はこの日朝からの突貫工事。照明や音響に彩られると、大学時代に慣れ親しんだコートも様変わりした。

 NBL時代は東京と柏を拠点にしていた。リーグ参戦にあたり、5000人収容の条件を満たす東京体育館や代々木競技場第1体育館は日程に空きがなく断念。アリーナスポーツ協議会を通じて紹介されたのがこの会場だった。青学大も地域振興のため、渋谷区のバックアップを条件に了承。ホームタウンは渋谷に決まり、ホーム開幕戦に向けて区役所の職員もチームポロシャツを着用してPRに努めた。昨年の平均観客数は1350人。この日は約3000席が全て埋まった。

 第2クオーター(Q)終盤に37―37と追いつかれるなど、前半はリードしながらも富山を崩しきれなかった。第3Qからは控え選手の奮闘もあり、5人が2桁得点をマークして突き放した。ホーム開幕戦は大勝。広瀬は「渋谷と言えばサンロッカーズと認知してもらえるように頑張りたい」と宣言した。

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2016年10月9日のニュース