額賀、16ホールで9バーディー暫定首位 優作兄貴にピタリ

[ 2016年10月9日 05:30 ]

男子ゴルフ ツアーワールド・カップ第3日 ( 2016年10月8日    茨城県小美玉市 石岡ゴルフ倶楽部=7071ヤード、パー71 )

16番を終えてから日没サスペンデントのため歩いてクラブハウスに戻る額賀辰徳(左)と宮里優作
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 悪天候によるコースコンディション不良で約1時間40分中断したため、日没サスペンデッドとなり6人が競技を終えられなかった。3位から出た額賀辰徳(32=フリー)が16ホールを終えて9バーディー、2ボギーと7つスコアを伸ばし、通算13アンダーで同組の宮里優作(36=フリー)とともに暫定首位に立った。

 16ホールを終えて9バーディー。圧巻のゴルフを見せた額賀は「縦の距離も横のラインもイメージ通りに打てた」と満足そうにうなずいた。

 「伸ばせるだけ伸ばそう」とスタート。1つスコアを落として迎えた576ヤードの5番パー5でドライビングディスタンス部門2位のパワーを発揮。ドライバーで全選手中最長の318ヤード飛ばすと、5Iで2オンに成功しバーディー。ここで中断になったが再開後に加速。8番で10メートルのパットを沈めると9番は残り105ヤードから56度のウエッジで20センチに付けるなどショットをピンに絡めて5連続バーディーを記録した。

 同組の宮里優は兄貴分。「学生時代からの憧れの人。プロになって4、5年たった頃に食事に連れて行ってもらい練習ラウンドに誘ってもらった」。現在ほぼ毎週練習ラウンドを共にする。この日は互いにバーディーを取り合う展開で「不思議な感じで楽しかった」と充実感をにじませた。

 昨年11月のダンロップ・フェニックスはともに最終日最終組で回り宮里優が優勝。3位から出た額賀は73を叩き15位。「最終ラウンド(の組み合わせ)はどうなるか分からないけど、今度は逆の姿を見せられれば」と兄貴分にリベンジしてツアー初優勝を飾るシナリオを思い描いている。

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2016年10月9日のニュース