シャラポワ顧問弁護士怒り 国際テニス連盟に“責任取れ”

[ 2016年10月6日 05:30 ]

マリア・シャラポワ(AP)
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 女子テニスの元世界ランキング1位、マリア・シャラポワ(ロシア)のハガティー顧問弁護士は4日、ドーピング違反で国際テニス連盟(ITF)から受けた2年間の資格停止処分を9カ月短縮したスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定を支持し、ITFを強く批判する声明を発表した。

 声明では「CASの裁定は悪い判断と不完全な結論を出したITFの目を覚まさせるだろう。間違えた責任を取る時だ」と処分軽減の裁定の妥当性を指摘。シャラポワもメルドニウムを長年服用し、1月から禁止薬物に指定された後も知らずに使い続けた責任を認めた上で「テニス以外の競技団体は禁止薬物のルール変更を積極的に知らせていた」と、ITFの禁止薬物指定の周知徹底に対する対応に強い不満を示した。

 また、世界反ドーピング機関(WADA)も同裁定を支持するとの声明を発表した。

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2016年10月6日のニュース