藤本、ベストスコア64で4位浮上!4番から6連続バーディー

[ 2016年10月2日 05:30 ]

<東海クラシック・第3日>17番でセカンドショットを放つ藤本佳

男子ゴルフツアートップ杯東海クラシック第3日

(10月1日 愛知県みよし市 三好カントリー倶楽部西コース=7315ヤード、パー72)
 ツアー2勝の藤本佳則(26=国際スポーツ振興協会)が圧巻のバーディーラッシュで首位と3打差の4位に浮上した。4番から6連続バーディーを奪うなどハーフ29でこの日のベストスコア64をマーク。3年ぶりの優勝を5日に2歳になる長男への一足早い誕生日プレゼントにする。賞金ランクトップの谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)が3日連続の68で通算12アンダーの単独首位に浮上した。
【第3R結果】

 “荒療治”でショットの切れを取り戻した。2番で“OKバーディー”を奪うと、スイッチが入ったのは4番からだ。5番で6メートルを入れた以外は全て2メートル以内につけて6連続バーディー。自身2度目のハーフ29をマークした。後半は35だったものの、この日のベストスコア64を出して、首位と3打差の優勝圏内に飛び込んだ。

 「凄いですね。言うことないです。予選通って嫁と“奇跡だね”と言ってたんですから」

 予選落ちした前週からのショットの不調を引きずり、初日は75も叩いて77位発進。普通なら、練習場で修正して解決策を模索するところだが、藤本はあえて「(スコアを)打った時はケアもせず、練習もしないですぐ帰る」と宿舎へ直行した。その代わり、ベッドの上でスイングのイメージトレーニングを実施。初日から大きな修正は加えておらず「スイングの考え方をちょこっと変えた。考え方でこれだけ変わるとは不思議」と本人も驚くほど、この日はナイスショットを連発した。

 子供用に短く切ったパターで遊ぶ長男・源都くんが5日に2歳になる。「予選も無理だと思っていたのにここまで来た。頑張らなアカン」。前祝いも兼ねて、3年ぶりに優勝カップを掲げてみせる。

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2016年10月2日のニュース