星奈津美が現役引退 五輪200Mバタで2大会連続銅

[ 2016年10月1日 05:30 ]

星奈津美

 2012年ロンドン五輪と今夏のリオデジャネイロ五輪の競泳女子200メートルバタフライで、2大会連続の銅メダルを獲得した26歳の星奈津美(ミズノ)が現役引退することが30日、関係者への取材で分かった。4日に都内で記者会見し、正式に発表する。

 星は埼玉・春日部共栄高3年だった08年の北京五輪に初出場。後半の強さを武器に200メートルバタフライの第一人者として日本を引っ張った。世界選手権は11、13年に4位となり、昨年は日本女子で大会史上初の金メダルを獲得した。12年4月の日本選手権で出した2分4秒69は現在も日本記録。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるバセドー病を抱え、薬を飲みながら競技の第一線で活躍してきた。数値が悪化した14年11月には甲状腺の摘出手術も受けた。リオ五輪後に一般男性と結婚した。

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