16歳アマ中島 5差14位で予選通過!「自信になります」

[ 2016年10月1日 05:30 ]

男子ゴルフツアートップ杯東海クラシック第2日 ( 2016年9月30日    愛知県みよし市 三好カントリー倶楽部西コース=7315ヤード、パー72 )

9番で豪快なティーショットを放つアマの中島啓太

 16歳のアマチュア、中島啓太(代々木高1年)が3バーディー、1ボギーの70をマーク。通算4アンダーの14位でツアー5戦目にして初めて予選を通過した。池田勇太(30=日清食品)はこの日のベストスコア66。通算9アンダーで片岡大育(27=Kochi黒潮CC)とともに首位に並んだ。 第2R結果

 大人びた雰囲気の16歳がこの時だけは笑った。初日にツアーで初めてアンダーパーを出した中島が2日目も70をマーク。5戦目で初めて予選を通り、うれしそうに振り返った。

 「2日間でボギーが1個なので、いいゴルフができました。ショットがいいので自信になります」

 出だしの10番で2メートルを沈めバーディー。カップに蹴られるなどグリーン上では惜しい場面がありながら、14番は1メートル弱、4番も2・5メートルにつけるなどショットは好調。スコアを順調に伸ばした。

 7歳の誕生日に「プレゼントはゴルフクラブがいい」と両親にねだって始めたゴルフ。以来、同年代が夢中になるAKB48などアイドルには全く興味を示さず、ゴルフ一筋の職人だ。朝から米ツアーなどのゴルフ中継に夢中になり、練習は真っ暗になるまで没頭。今季から5Wを抜き、ウェッジを4本(46、50、54、58)入れる独特のセッティングも自分で決めた。送迎する母・美智子さん(45)は今大会の練習ラウンド時はコースを離れ名古屋観光に出かける“放任主義”。「出る試合や練習、クラブのことは全部自分で決めます」と自立している。

 首位と5打差で臨む決勝ラウンド。「初めての土日で緊張すると思うけれど、楽しみ」。3日目のプレー次第では、石川遼(15歳245日)に次ぐ史上2番目(16歳100日)の年少優勝も狙える。壁を破り予選突破した勢いで再び見せ場を作る。

 ◆中島 啓太(なかじま・けいた)2000年(平12)6月24日、埼玉県加須市出身の16歳。7歳からゴルフを始め、大利根中を経て通信制の代々木高1年。15年日本アマ準優勝。現在、ナショナルチームU―17メンバー。家族は両親と姉2人。1Wの飛距離は270ヤード。1メートル75、56キロ。

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2016年10月1日のニュース