ベケレ　世界歴代２位２時間３分３秒で初Ｖ　川内「悔しい」１３位

ベルリン・マラソン

（9月25日 ベルリン）
　２５日に行われ、男子は５０００メートル、１万メートルの世界記録を持つケネニサ・ベケレ（エチオピア）が世界歴代２位の２時間３分３秒で初優勝した。前世界記録保持者のウィルソン・キプサング（ケニア）が１０秒差の２位。川内優輝（埼玉県庁）は２時間１１分３秒で１３位だった。女子の岩出玲亜（ノーリツ）は２時間２８分１６秒で４位だった。アベル・ケベデ（エチオピア）が２時間２０分４５秒で制した。

　２９歳の公務員ランナー、川内は初出場のベルリンで目標とした２時間７分台に届かず「自分の殻を破るレースをしたかった。ここまで集中して準備してきたので悔しい結果」と残念がった。序盤から第３集団で順調にペースを刻んだが、２５キロ付近でペースメーカーが不在となる予想外の事態。その後は走りのリズムを崩した。「残り１７キロを単独走は正直きつかった」と苦笑いした。現在の目標は来年の世界選手権（ロンドン）。「自分を磨き直したい」と代表選考会となる１２月の福岡国際に照準を定めた