タカマツ リオ決勝の再現ならず…同じデンマーク組に逆転負け準V

[ 2016年9月26日 05:30 ]

優勝し抱き合うリターユヒル(手前右)、ペデルセン(同左)を見つめる高橋(左)と松友

バドミントン メットライフ・スーパーシリーズ ヨネックス・オープン・ジャパン最終日

(9月25日 東京体育館)
 2年ぶりのタイトルに届かなかった。女子ダブルス決勝で、リオデジャネイロ五輪金メダルで世界ランク1位の高橋礼華(26)松友美佐紀(24=ともに日本ユニシス)組は、五輪決勝で下した同6位でデンマークのカミラ・リターユヒル(32)クリスティナ・ペデルセン(30)組に1―2で敗戦。次戦はデンマーク・オープン(10月18日開幕)で、デンマーク・ペアにリベンジする。

 会場を埋めたファンの歓声が、ため息に変わる。タカマツがフルゲームでリターユヒル、ペデルセン組に敗れた。リオ五輪では第3ゲームの16―19から5ポイント連取して戴冠したが、この日は第2ゲームの16―19から押し切られ、第3ゲームは圧倒された。「疲れました。ホントにそのひと言」と高橋が言えば、松友は「相手の方が確実にパフォーマンスが良かった」と脱帽だ。

 モチベーションの差が勝敗を分けた。デンマーク・ペアはリベンジを期していたが、高橋は今大会の目標を見いだせずにいた。五輪後に休養し、練習不足でコンディションは万全からは程遠い。「ケガしないようにってことだけを考えていた」。2年ぶりのタイトルには届かなかったが、ささやかな目標だけは達成できた。

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2016年9月26日のニュース