ベケレ 歴代2位でベルリン・マラソン初V 川内は13位

[ 2016年9月25日 19:11 ]

 ベルリン・マラソンは25日、ベルリンで行われ、男子は5000メートル、1万メートルの世界記録を持つケネニサ・ベケレ(エチオピア)が世界歴代2位の2時間3分3秒で初優勝した。前世界記録保持者のウィルソン・キプサング(ケニア)が10秒差の2位に入った。川内優輝(埼玉県庁)は2時間11分3秒で13位だった。

 30キロ付近からキプサングが抜け出したが、ベケレは粘り強く食らいつき、終盤のスパートで競り勝った。デニス・キメット(ケニア)の2時間2分57秒の世界記録には及ばなかった。

 女子の岩出玲亜(ノーリツ)は2時間28分16秒で4位だった。アベル・ケベデ(エチオピア)が2時間20分45秒で制した。

 ▼ケネニサ・ベケレの話 ハイレ(ゲブレシラシエ)のエチオピア記録を更新できてうれしい。世界記録は破れずに残念だけど、次の機会に狙いたい。

 ▼川内優輝の話 2時間7分台を狙っていた。最低でも10分は切りたかった。悔しい結果。自分の殻を破るレースをしたかった。これをステップに来年の世界選手権(ロンドン)を目指したい。

 ▼アベル・ケベデの話 コースを熟知しているから、レースをコントロールできた。まだ2時間20分を切るという大きな目標がある。ベルリンで成し遂げたい。

 ▼岩出玲亜の話 2時間24分台で3位以内を狙っていたが、設定タイムより遅かった。冬の国内マラソンにつながるレースはできた。力を付けてまた戻ってきたい。(共同)

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2016年9月25日のニュース