境川親方、福岡で豪栄道V見る 業務で先乗り「一番緊張していた」

[ 2016年9月24日 21:16 ]

<大相撲九月場所14日目>寄り切りで玉鷲を破った豪栄道はドヤ顔で仁王立ち

大相撲秋場所14日目

(9月24日 両国国技館)
 豪栄道の師匠の境川親方(元小結両国)は24日、日本相撲協会の九州場所(11月13日初日・福岡国際センター)担当部長として先乗りしている福岡県内の宿舎で、弟子の晴れ姿をテレビで見届けた。「(今場所で)一番緊張した表情をしていた。それでも自分の相撲を思い切り取った」とのコメントを発表した。

 けがや不振に苦しんできた大関。厳しい指導で知られる師匠は「つらい思いをしてきたのを間近で見てきたので良かった。どんな大けがでも言い訳一つしなかった」と男らしさを評価した。

 11月には自らが担当する場所で、弟子が初の綱獲りに挑むことになる。千秋楽の25日午後にいったん帰京する予定で「顔を見たら言葉が出ないかもしれない。(お互いの思いは)目を見たら分かるでしょう」と語った。

 ▼豪栄道の母校、埼玉栄高相撲部の山田道紀監督の話 本当にうれしい。努力と苦労をして(大関昇進時口上の)大和魂の相撲道に徹してきた。相撲部の部員からすれば、みんなのお兄ちゃん。(部員は)泣いて喜んでいた。

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