琴乃 初首位発進 弟・陣一朗に続け!“アベックV”目指す

[ 2016年9月24日 05:30 ]

2番、笑顔を見せながらラウンドする香妻琴乃

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第1日

(9月23日 宮城県利府町 利府ゴルフ倶楽部=6551ヤード、パー72)
 ツアー未勝利の香妻琴乃(24=サマンサタバサ)が7バーディー、ボギーなしの7アンダー、65で回り自身初の首位発進を決めた。この日、男子のチャレンジツアーを初めて制した弟・陣一朗(22=フリー)に続く初優勝を目指す。2打差の2位に李(イ)知(チ)姫(ヒ)(37=韓国)がつけた。

 香妻はチャンスを次々とものにした。1番で4・5メートル、2番で2メートルを沈めて連続バーディー発進。5番は6・5メートル、8番は5・5メートル、15番でも5・5メートルをねじ込んだ。

 今季自己ベスト65をマークして「一番良かったのはパット。バーディーパットをタッチ良く思った所に打てていた」と満足そうだった。

 今季は25試合出場で予選落ち13回。パットの調子が良くなかった。だが今週、師匠の中島弘二プロ(71)に「手首を使わずに打ちなさい」と指導を受けて修正。自ら考えついた「速いグリーンをイメージしてゆっくりストロークする」という意識付けも奏功。最少の合計23パットで終えた。

 この日、弟の陣一朗がチャレンジツアーのエリートグリップ・チャレンジで優勝。「めったに連絡は取らない。最後に会ったのは3月かな」と言うが、吉報に「うれしい。凄く刺激になる。プレッシャーの中で良いプレーができたということなので。弟も頑張っているんだな」と話した。

 初日に首位に立つのは初めて。目指すは弟に続く勝利。「明日、あさっても今できるベストのプレーを出せるように頑張りたい」と決意をにじませた。

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2016年9月24日のニュース