五輪の雪辱!山口ストレート圧勝発進 3年ぶりVへ万全

[ 2016年9月22日 06:36 ]

第2セット、強烈なスマッシュを放つ山口茜

メットライフ・スーパーシリーズ ヨネックス・オープン・ジャパン第2日 女子シングルス1回戦 山口茜21―13、21―14イップ・プイイン

(9月21日 東京体育館)
 女子シングルス1回戦で、リオデジャネイロ五輪代表の山口茜(19=再春館製薬所)は香港選手をストレートで破り、2回戦に駒を進めた。五輪では準々決勝で銅メダリストの奥原希望(21=日本ユニシス)に敗れたが、帰国後すでに実戦を積んでおり、状態は万全。13年大会以来、3年ぶりの優勝へ好発進した。大会2連覇を目指す奥原、予選を勝ち上がった高橋沙也加(24=日本ユニシス)も1回戦を突破した。

 たとえ相手が元世界8位(現34位)でも、山口にとっては通過点でしかない。五輪後初の国際大会初戦で、終始落ち着きを払ったプレーで勝利。「いい緊張感でできた。初戦ということでアウトのミスが多かったような気がするが、それなりの点数で勝てたので良かった」と話した。

 試合では堂々たる戦いぶりを見せる19歳も、コート外ではシャイで奥手な社会人1年生。リオから帰国後、テレビ番組や各種イベントに引っ張りだこのタカマツペアや奥原を見るにつけて「メダリストは大変だなと。獲らなくて良かったと思った」とまで言った。3人をよそに、自身はすでに今月初旬の全日本社会人選手権に出場しており、20年東京へ向けて再スタートを切っている。4年後に向けては「トップの選手はいい試合が続くが、自分は波がある。コンスタントにできれば」と課題を挙げた。

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2016年9月22日のニュース