宇良 粘り腰で沸かせるも6敗「攻め手間違えたかな」安美錦は4敗

[ 2016年9月19日 18:48 ]

剣翔相手に居反りのような体勢になった宇良(右)だったが上手投げで敗れる

大相撲秋場所9日目

(9月19日 両国国技館)
 十両の宇良は剣翔に上手投げで敗れ、3勝6敗となった。立ち合いで、剣翔が左の張り手を出すと、宇良はもぐって頭を付けた。そこから右の下手を引きつけて寄ったが残されると、両上手を引いた剣翔に寄り返され、左からの強引な投げをこらえきれなかった。

 それでも、裏返されそうになってもブリッジのようにしてなんとか残そうという粘り腰に、さかんな拍手を受けた。

 相撲内容には「持ち上げて押したかったけど、重かった。攻め手を間違えたかな、というのはある」と反省しきりだった。

 先場所全休し十両からの再起をかける安美錦は、激しい動きも実らず千代丸に引き落とされて5勝4敗。最後は気迫の右張り手が空振り。バランスを崩したところで引き技にやられて「筋肉に(疲労が)きた」。観衆は大いに沸いていことには「こっちは必死だよ」と大きく肩で息をした。

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2016年9月19日のニュース