敏京 メジャー自己最高8位 後半猛チャージ3連続バーディ

[ 2016年9月19日 05:30 ]

エビアン女子ゴルフ 最終ラウンド 雨の中、笑顔でラウンドする野村敏京

米女子ゴルフツアー・エビアン選手権最終日

(9月18日 フランス エビアン・リゾートGC=6482ヤード、パー71)
 リオデジャネイロ五輪4位の野村敏京(23=フリー)は1イーグル、3バーディー、3ボギーの69で回り通算9アンダーとしメジャー自己最高の8位に入った。17位で出た宮里美香(26=NTTぷらら)は73で回り通算2アンダーの22位。68位で出た上原彩子(32=モスバーガー)は通算12オーバーの70位。田仁智(チョン・イン・ジ、22=韓国)が男女を通じてメジャー最少スコアとなる通算21アンダーで優勝。昨年の全米女子オープン以来のツアー2勝目、メジャー2勝目を挙げた。

 野村は前半の2オーバーから後半の9ホールで巻き返し2つ伸ばして8位で終了。「悪くない4日間だった。満足まではいかないけど」とメジャーで自身初の1桁順位もさらりと受け止めた。

 前半は雨に苦しんだ。正確なショットが持ち味だが「雨具が邪魔だったんです」とプレーの精度が下がり、3番、8番をボギーとするなど我慢の展開を強いられた。

 それでも後半、雨脚が弱まると一気に巻き返した。11番から3連続バーディーを奪い、圧巻はパー5の15番だった。第2打をピンの右5メートル弱に寄せ、タッチもラインの読みも完璧なパットでイーグル。「後半はショットもパットも思い通りに打てた」とうなずいた。

 飛躍のシーズンを象徴するような内容でメジャーを締めくくった。「プレーは良くなっている。もう少しパーセーブのパットが入れば、メジャーでも楽に上位争いができた」と確かな手応えをつかんだ。今後は日本を含むアジアで開催される連戦に臨む。「楽しみにしている。もう一度優勝したい」と今季3勝目をにらんだ。

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2016年9月19日のニュース