森美穂 “想定外”1差2位発進 葉ルミ初Vが「刺激になった」

[ 2016年9月9日 05:30 ]

<日本女子プロゴルフ選手権初日>2番、ティーショットを放ち笑顔の森美穂

日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第1日

(9月8日 北海道登別市 登別カントリー倶楽部(6750ヤード、パー72))
 昨年のプロテストに合格した森美穂(23=京セラ)が5バーディー、2ボギーの69で回り、3アンダーで首位と1打差の2位につけた。ショットが不調ながらも無理をしないマネジメントが奏功し、初日としては今季3度目の60台をマーク。アマチュア時代から美少女として注目を集めたゴルファーが大人のゴルフで好スタートを切った。森と同じくプロ2年目の浜田茉優(21=白山ヴィレッジGC)が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回りで首位発進した。

 想定を上回る好スコアに愛らしい笑みを浮かべた。国内メジャーで69の好発進。森は「このスコアは全然予想していなかった」とはにかんだ。

 朝の練習場ではショットの調子が上がらなかったが、「どんなスイングでも良いからフェアウエーに置こう」とラフに入れないマネジメントの徹底を心に決めた。出だしの1番はフェアウエーからピンまで185ヤードの第2打を4Wで8メートルに乗せ、これをねじ込んでバーディー先行。後半の15番パー3も4Wでピンそば1メートルにつけ、16番は5メートルを決めて連続バーディーを奪った。フェアウエーを外したのはボギーを打った5、6番の2回だけ。マネジメント通りのプレーを貫いた。

 7月のニッポンハム・レディースで仲のいい葭葉ルミが初優勝を挙げ、「凄く刺激になった。最近、私の周囲が頑張っている」という。先月、母校の福井工大福井高が全国高校選手権男子団体の部で初優勝を飾り、先週は長兄の雄貴(26)が8度目の挑戦でプロテストに合格。次兄の博貴(25)も14年に合格しており、「これでやっと3兄妹でプロになれた。周囲が頑張っているので、自分の番が来るといいな」と期待を込めた。

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2016年9月9日のニュース