沙保里「負けた悔しさ感じ、いい経験」故郷の津を訪問

[ 2016年9月5日 16:49 ]

 リオデジャネイロ五輪レスリング女子53キロ級で銀メダルを獲得した津市出身の吉田沙保里選手(33)が5日、同市の前葉泰幸市長を表敬訪問し「負けた人の悔しさを改めて感じ、いい経験になった。逆にうれしく思う」とリオ五輪を振り返った。

 吉田選手はすっきりとした表情で市役所応接室に現れ、前葉市長に「皆さんの応援が背中を押してくれた」と地元への感謝の気持ちを伝えた。今後については「指導しながら、東京五輪も出られれば出たい」と述べた。

 津市は来年10月の完成を目指し、吉田選手の名前を冠したスポーツ施設「サオリーナ」を建設中。前葉市長は施設内に、記念品を展示する特設スペース「SAORIUM」を設置する考えを伝えた。スマートフォンをかざすと画面上に吉田選手が現れる仕掛けなどを考えているという。

 吉田選手は玄関ホールで出迎えた市民約300人にもあいさつし、飾られている自身の写真パネルにサインをした。

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2016年9月5日のニュース