白鵬、秋場所出場厳しく 左膝など負傷「中途半端はいけない」

[ 2016年9月5日 15:26 ]

 左膝と右足親指の負傷のため大相撲秋場所(11日初日・両国国技館)への調整が遅れている横綱白鵬が5日、秋場所出場は難しいとの見通しを示した。東京都墨田区の宮城野部屋での朝稽古後に「中途半端はいけない。今回は厳しいね」と語った。取組編成会議前日の8日に判断する方針。

 4日に稽古を再開し、5日は約1時間、土俵の俵に乗ってゆっくりと横に移動するなどして、患部の状態を確かめた。四股やそんきょができず、歩く際には引きずることもあった。痛みや腫れが残っており「普通に歩けない。この状態で相撲を取ったら他も悪くする」と顔をしかめた。出稽古も行かない予定という。

 7月の名古屋場所で右足親指を負傷し、8月28日終了の夏巡業で古傷の左膝の痛みも再発。史上3人目の通算千勝にあと3勝に迫っており「希望は持っている。あと(初日まで約)1週間。時間があるといえばあるし、ないといえばない」ともどかしさを口にした。

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2016年9月5日のニュース