猫ひろし“五輪ビリ争い”のいい話「ヨルダン選手が背中を…」

[ 2016年9月1日 13:32 ]

「広島キャットストリートビュー 竹原編」記者発表会に出席した猫ひろし

 リオデジャネイロ五輪の男子マラソンにカンボジア代表で出走したタレントの猫ひろし(39)が1日、都内で行われた「広島キャットストリートビュー竹原編」記者発表会に出席した。

 五輪マラソン出走後、日本でのイベントに初出演した猫。囲み取材では五輪の話が中心となり、レースについては「いろんな人から『スタートだけでも飛び出せ』とか言われたですけど、ペースがグチャグチャになるのでやるつもりはなかった」と言いつつも、「スタート地点に立つと、ちょっとずつその気持ちが出てきた」と告白。「最初くらい大丈夫かなと思ってガーッと行ったつもりなんですけど、皆さんのトップスピードが違って、そのときに『あっ、オリンピックだ』って実感しました」と明かして報道陣を沸かせた。

 また、足に水膨れができるなど「練習だったら歩いているなというくらいきつかった」とレース中の様子を回顧。「カンボジアの仲間の選手も見ているから、絶対に歩かないようにしていたら、後ろにいたヨルダンの選手が背中をポンポンと叩いてくれて、『頑張ろうぜ』みたいなことを言ってくれて、そこで負けられないと息を吹き返した」と話し、ビリは回避したかったという猫は「最後にダッシュをしたら、まさか向こうもそんなに早いと思っていなかったのか、あとでオンエアを見たら苦笑いをしていましたね」と笑い飛ばした。

 さらに、マラソン以外でリオでの思い出を聞かれると「食堂ではいろんな選手と会えるので、そこで有名な選手を見ると興奮しましたね」と話し、「ボルト選手が目の前にいて、サービス精神がおう盛な方で(写真を)撮ってくれたんですけど、ボルト選手は僕より9歳年下なんですけど、緊張してブレブレでしたね」と苦笑いを浮かべた。

 ネコ視点のストリートビューサービス「キャットストリートビュー」は、広島県の路地裏や風景など知られざる魅力を紹介するために開発。昨年は海外からのアクセスも増加し、公開後1週間で132万PVを超える人気となり、第2弾となる今回は、安芸の小京都として観光人気が高まる広島県竹原市を対象とした。1日より「カンパイ!広島県」ウェブサイトにて公開。今回、広島県路地裏観光副課長に就任した猫は、「ひろし感激です。カンボジアから来た甲斐がありました」と笑顔を見せ、「こういったものを任命したからには責任があるので、“猫ひろしま”として竹原を広めていきたい」と意気込みを語った。

続きを表示

2016年9月1日のニュース