クライミング日本代表が練習公開、世界選手権へ「まずは優勝」

[ 2016年8月31日 18:26 ]

 2020年東京五輪の追加種目に決まったスポーツクライミングの世界選手権(9月14~18日・パリ)代表が31日、東京都内で練習を公開し、ロープを使わずに人工壁を登るボルダリングの男子で今季ワールドカップ(W杯)ランキング1位の20歳、楢崎智亜選手(栃木県連盟)は「リオデジャネイロ五輪で日本のメダルが多く、4年後は僕も(取る)と思った。まずは世界選手権で優勝したい」と抱負を語った。

 世界選手権を想定し、手足の置き場となる突起物の配置を難しくして調整した。楢崎選手のライバルでW杯ランク2位の23歳、藤井快選手(東京都連盟)は「(追加種目に決まり)周りから期待の言葉を掛けられた。世界選手権で皆さんを驚かせたい」と意気込んだ。

 ボルダリング女子でW杯ランク2位の19歳、野中生萌選手(東京都連盟)は「目の前の大会で実績を積むことが4年後への準備になる」と話し、同4位の27歳、野口啓代選手(茨城県連盟)は「東京五輪の実施が決まって初めての世界選手権で、活躍すれば競技にいい影響が出る。正念場の大会」と気合を入れた。

 世界選手権はボルダリング、リード、スピードの各種目で争われる。五輪は三つを組み合わせた複合種目を実施する。

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2016年8月31日のニュース