錦織 全米OP2年ぶり2回戦進出!1セット取られるも最後は貫禄

[ 2016年8月31日 02:28 ]

男子シングルス1回戦で、ドイツのベンヤミン・ベッカーと対戦する錦織圭

 テニスの全米オープン第2日は30日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス1回戦で世界ランキング7位で第6シードの錦織圭(26=日清食品)は、世界ランキング96位のベンヤミン・ベッカー(ドイツ)と対戦し、6―1、6―1、3―6、6―3で下し2回戦に進出した。最初の2セットは計49分で奪ったが、試合時間は2時間10分だった。

 今年新設されたコート「グランドスタンド」の第1試合。第1セットはベッカーのサービスゲームをいきなりブレークする好調な滑り出しを見せると、再び第5ゲーム、第7ゲームもブレークし、わずか24分で6―1と先取。

 そのままの流れで第2セットに突入か、と思われた錦織はトイレットブレークを取る。その後の第2セット第1ゲーム、錦織はダブルフォルトなどミスを重ね、0―40とベッカーにブレークポイントを握られた。しかし、ストロークで主導権を握り落ち着いたゲーム運びを見せた錦織は、ピンチを切り抜け逆転でキープ。波に乗った錦織は第4、第6ゲームもブレークし、このセットも25分で奪取した。

 第3セットは第8ゲームでこの試合初のブレークを許す。第9ゲームではブレークポイントを決められずキープされ、3―6で落とした。だが、第4セットは第3ゲームで先にブレークされるが、続く第4ゲームではベッカーに3つのダブルフォルトが出てすぐにブレークバック。さらに第8ゲームをブレーク。最後はサービスエースを決め、6―3で2回戦に進出した。

 錦織は14年に準優勝したが、昨年は1回戦で敗退しており、2年ぶりの2回戦進出となった。ベッカーとは過去2勝1敗で、直近の14年楽天ジャパン・オープンではフルセットで辛勝していた。

 2回戦では世界111位のトマス・ファビアーノ(27=イタリア)を下した世界95位のカレン・ハチャノフ(20=ロシア)と対戦する。

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