白井 誕生日に抱負「後悔のなかった20代と言えるよう…」

[ 2016年8月25日 05:30 ]

この日20歳の誕生日を迎えた白井健三(中央)はメダリストから祝福を受ける

メダリスト会見

(8月24日)
 力強い少年少女へのエール、そして二十歳の誓いだった。24日が20歳の誕生日だった体操の白井健三(日体大)は、団体の金メダル、種目別跳馬の銅メダルを首にぶら下げて登壇。

 20日の帰国からすでに4日が経過しているが、改めて「皆さんの応援あっての金メダルだと思う。本当にうれしい」と感謝した。ただ、SMAPの番組出演を果たした柔道のベイカー茉秋のような“金メダル効果”はないようで「何もないです。まだまだ募集中です」と話して会場内の笑いを誘った。

 「持っている系男子」と自称するだけあり、リオ五輪が10代最後の試合となる幸運に恵まれ、2つのメダルを獲得した。今大会で日本選手団の10代メダリストは白井と卓球女子団体で銅を獲得した15歳の伊藤美誠の2人だけ。4年前のロンドン五輪当時、15歳だった白井と11歳だった伊藤がメダリストになった事実は、小学生や中学生のアスリートに大きな希望を与えた。白井は「10代で金を獲れたことにより、より若い子供たちもかなり勇気づけられたと思う。10代でも五輪で勝負できることを示せたと思うので、東京へいい弾みになったと思う」とエールを送った。

 誕生日を迎えた自身には「今日から20代が始まる。30歳の誕生日に後悔のなかった20代と言えるように、10年間頑張りたい」と長期的な展望を口にした。順調にいけば23歳で迎える東京五輪はもちろん、27歳で迎える2024年の夏季五輪も体操ニッポンの主力としてメダル獲得が期待される。「今回は団体しか(金を)獲れなかったので、東京に喜びはお預けです」と個人種目での金メダル獲得を誓った。

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2016年8月25日のニュース