米国リレーチーム、強盗証言はウソ!?ブラジル裁判所が出国禁止

[ 2016年8月18日 14:08 ]

 リオデジャネイロ五輪競泳男子で金メダルに輝いた米国のリレーチームの選手4人が強盗に襲われたとされる事件で、英紙デーリー・メール(電子版)は17日までに、事件直後の4人が悪ふざけする様子が写った防犯ビデオ映像を入手、被害申告に疑問を呈する記事を掲載した。

 ブラジルメディアによると、地元裁判所は17日、警察に被害を訴えたライアン・ロクテ選手とジェームズ・フィーゲン選手の出国を、虚偽申告の可能性もあるとして禁じたが、ロクテ選手は既に帰国。フィーゲン選手と残り2人は17日午後、リオデジャネイロの国際空港から出国しようとしたが、警察が認めなかった。

 リオデジャネイロの劣悪な治安を象徴する事件として注目を集めただけに、強盗被害が虚偽であれば選手側のモラルが問われることになりそうだ。

 4人は14日早朝、リオ南部で前夜からのパーティーに参加した後、タクシーで選手村に戻る途中で銃を持った警官を名乗る一団に襲われたと主張。車から降ろされて現金700レアル(約2万2千円)を奪われたが、携帯電話は取られなかったと話している。

 14日午前7時前の選手村入り口の防犯ビデオ映像には、4人が悪ふざけをしてご機嫌な様子が写っている。警察の捜査でも4人を乗せたとされるタクシー運転手が見つかっておらず、事件後にどうやって選手村に戻ったかなど不明な点が多い。(共同)

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2016年8月18日のニュース