日本卓球男子 団体で史上初銀!絶対王者・中国に敗れるも快挙

[ 2016年8月18日 10:12 ]

<卓球男子団体・決勝>銀メダルを手に笑顔の(左から)水谷、丹羽、吉村

リオデジャネイロ五輪・卓球男子団体決勝 日本1―3中国

(8月17日)
 卓球男子団体決勝が行われ、世界ランキング4位の日本は同1位で団体戦ではここまで全試合ストレート勝利の中国と対戦。1―3で敗れたが、男子団体初の銀メダル獲得となった。

 先陣を切ったのは、世界ランキング22位(個人)の丹羽孝希(21=明大)。同1位で個人金の馬龍(28)を相手に、第1ゲーム、序盤から一進一退の攻防を繰り広げたが、4―5から4連続ポイントを失うと、そのまま一気に引き離され6―11。第2、3ゲームも早い攻めに対応できないまま奪われ、この試合を落とした。

 第2試合(同)は同6位で個人銅の水谷隼(27=ビーコン・ラボ)が同3位の許キン(26)と対戦。水谷は得意のラリーで流れを引き寄せ、第1、2ゲームを連取したが、続けて2ゲームを奪われイーブンに戻された。最終ゲームは一時7―10とマッチポイントを握られてから怒とうの追い上げ。3連続ポイントでデュースに持ち込むと、続けて2連続ポイント。土俵際からの5連続得点で逆転の大金星を挙げた。

 第3試合(ダブルス)は吉村真晴(23=名古屋ダイハツ)、丹羽組が同4位で個人銀の張継科(28)、許キン組と対戦。第1ゲームは奮闘の水谷に応えるように、序盤から果敢に攻め、11―4で先取。勢いに乗りたい日本だったが、以降は6―11、9―11、5―11と失速し、逆転負けを喫した。

 後がない日本は第4試合(シングルス)で吉村が出場し、馬龍と対戦。第1ゲームから終始相手ペースで試合は進み、ストレート負け。絶対王者・中国の3連覇を阻止することはできず、悲願の金メダル獲得はならなかった。

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