佳純 吉田沙保里の助言で切り替えた「あれだけチャンピオンになっていても…」

[ 2016年8月17日 21:23 ]

一夜明け会見を行った(左から)石川佳純、福原愛、伊藤美誠

 卓球女子団体で銅メダルを獲得した日本代表メンバー3人が17日、リオデジャネイロ市西部のジャパンハウスで一夜明け会見を行い、石川佳純(23=全農)が女子レスリング53キロ級の吉田沙保里(33=フリー)の助言でシングルス初戦敗退から気持ちを切り替えたことを明かした。

 石川は7日に行われたシングルスの初戦でキム・ソンイ(北朝鮮)にまさかの敗退。「すごく残念で落ち込んだ」ものの、日本選手団支援施設のハイパフォーマンスサポート・センターから選手村へ向かうバスの中で、偶然隣に座った吉田から声をかけられた。

 「オリンピックの難しさや何が起こるかわからない大変さを、あれだけチャンピオンになっていても感じているんだなと。シングルス終わった後にお話することができて、自分自身気持ちも切り替えられましたし、お話できたことはすごく大きかったかなと思います」。

 団体戦ではエースにふさわしいプレーを見せ、12年ロンドン五輪の銀メダルに続き2大会連続メダル獲得の立役者になった。それでももちろんシングルスの悔しさは忘れていない。「今回悔しい思いをしたので、東京に向けて4年間もっと努力をして、シングルスでも団体でもリベンジできたらと思います」と力強く誓った。

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2016年8月17日のニュース