３人でつかんだ銅！　強心臓１５歳美誠　佳純団体戦全勝！

銅メダルを決めて笑顔の（左から）福原、石川、伊藤
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リオデジャネイロ五輪卓球・女子団体３位決定戦 日本３―１シンガポール

（8月16日 リオ中央体育館）
　肝っ玉の据わった１５歳が銅メダルを決めた。福原とのダブルスで勝利した伊藤が、続く第３シングルスにも登場。シングルスの世界ランキングで４位のフェン・ティアンウェイに一歩もひかずに１１―９、１１―４で２ゲームを連取すると、第３ゲームは１１―６で奪ってストレート勝ち。

　勝利の瞬間、両手を突き上げて喜ぶと、ベンチの先輩２人のもとに駆け寄った。歓喜の抱擁を交わし「ここで決めるという思いで臨んだので、力を発揮できて良かった」とうなずいた。

　シングルスではまさかの初戦負けを喫した石川も、団体戦では全勝でチームをけん引。３位決定戦でも福原が第１シングルスを落とした後の第２シングルスを奪い返し「一丸となって戦い、３人で勝ち取った勝利」と喜んだ。２７歳の福原から２３歳の石川、１５歳の伊藤へ。連続メダルでつながれた日本女子卓球の系譜が、２０年東京での金メダルへと続く。

　▼女子日本代表・村上監督　理想は中国を決勝で倒すという４年間の目標があったので少し残念だが、最低目標のメダルを獲れてうれしい。全員の勝利だからうれしい。３人が一番対戦しやすい順番にしてその通りになったのでオーダーはベストだった。（伊藤は）ドイツ戦で２敗してたから意地を見せてくれた。東京（五輪）という目標に向けてみんな頑張れるので楽しみ。重圧はありました。７０点ぐらいです。そんなにいい点数はつけられない。（福原は）ダブルスで頑張ってくれた。さすが五輪経験者だ。