ロシア薬物問題 告発選手の個人情報が情報流出 WADAサイトに不正侵入

[ 2016年8月14日 13:19 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)は13日、ロシア陸上界のドーピング問題を内部告発した同国女子中距離のユーリア・ステパノワ選手の個人情報に不正アクセスがあったと発表した。抜き打ち検査のための居場所情報などを登録するシステムに使われる同選手のアカウントのパスワードが、何者かのハッキングで流出したという。

 WADAはアカウントを閉鎖し、本人に状況を報告した。他の選手への不正な侵入はなかった。

 WADAはサイバー攻撃を受けていたことと、システム利用者に対して不審なサイトに誘導する偽装メールが送られていたことも明らかにした。(共同)

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2016年8月14日のニュース