卓球日本女子団体 快勝4強 2大会連続メダルへ王手「一丸となって」

[ 2016年8月14日 09:06 ]

<卓球・女子団体 準々決勝>準決勝進出を決め、笑顔でスタンドにあいさつする(左から)伊藤、福原、石川

リオデジャネイロ五輪・卓球

(8月13日 リオ中央体育館)
 女子団体準々決勝が行われ、世界ランキング2位の日本は同10位のオーストリアを3―0で下して準決勝に進出。2大会連続のメダル獲得に王手を懸けた。

 先陣を切った福原愛(27=ANA)は、初対戦となったソフィア・ポルカノワに対し第1ゲームを11-5で奪って波に乗ると、第2ゲームも11-9で連取。ラリーが続いた第3ゲームは一進一退の攻防から、福原が終盤に抜け出して11-8。ゲームカウント3-0でチームに流れを引き寄せた。

 2番手の石川佳純(23=全農)は相手エース・リュウ・ジャと対戦。第1ゲームこそ5-11で奪われたが、第2、3、4ゲームと隙のない試合運びで3-1と逆転勝ち。勝利の瞬間は笑顔がはじけた。福原と伊藤美誠(15=スターツ)で臨んだ第3試合のダブルスも第1ゲーム開始から6連続ポイントを奪うなど圧倒。第2ゲームは落としたが、危なげなく勝利した。

 「オリンピックは何が起こるか分からないので最後まで気を抜くことはなかった」と福原が言えば、石川も「団体ではいいプレーができていますし、3人で勢いに乗って、あすからもいいプレーがしたい」ときっぱり言い切った。五輪初出場の伊藤も「ほかの国際大会より盛り上がっている感じで、こういう舞台は大好き」と大舞台を楽しんでいる様子。メダル確定を懸けての準決勝へ向け3人は「自分たちらしく一丸となってやっていきたい」と力を込めていた。

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