田中智美、恩師・山下監督へ「一番きれいな色のメダルを」

[ 2016年8月14日 11:21 ]

恩師・山下監督(左)へ恩返しのメダルを目指す田中

リオデジャネイロ五輪女子マラソン 日本時間14日午後9時30分号砲

 憧れの恩師を超える。初めて五輪に出場する田中智美(28=第一生命)は「一番きれいな色のメダルを目指して頑張りたい」と高い目標を設定している。

 指導する山下佐知子監督は91年東京・世界選手権で銀メダルを獲得したものの、92年バルセロナ五輪は4位で表彰台に届かなかった。「何色でもいいのでメダルを獲ってほしい」と指揮官は期待を寄せる。

 4月下旬からの米コロラド州ボールダーでの合宿では、標高2500メートルを超える超高地でのトレーニングも行った。第一生命としては12年ロンドン五輪19位の尾崎好美さんに続く2大会連続五輪。4年前は入賞を現実的な目標を据えていたため、山下監督は「入賞を目指して、練習をするのはつまらなかった」と振り返る。攻めたトレーニングを行った田中が、リオを駆け抜ける。

続きを表示

2016年8月14日のニュース