王者・リネール連覇「一本を取りたかったけど、原沢は強かった」

[ 2016年8月14日 05:30 ]

金メダルにキスするリネール(右は銀メダルの原沢)

リオデジャネイロ五輪柔道・男子100キロ超級 決勝

(8月12日)
 07年に初めて世界選手権を制した思い出の地で五輪連覇を達成したリネールは「追われる立場で苦しかった。再び頂点に立てて幸せだ」と金メダルにキスした。

 原沢との決勝は序盤からペースは握ったが、中盤以降は攻めずにブーイングも浴びた。それでも「一本を取りたかったけど、原沢は強かった」と意に介す様子はなかった。フランスを代表する選手として今五輪は開会式で旗手を務めたスーパースターは、初日から金メダル0だったフランス柔道も救った。3連覇が懸かる20年東京五輪は「まだ分からない。もし出るならば優勝したい」と話した。

 ◆テディ・リネール(フランス=柔道男子100キロ超級)08年北京五輪3位、12年ロンドン五輪優勝。07年から世界選手権7連覇。得意は大外刈り。2メートル3、139キロ。27歳。

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