羽根田 メダルから一夜明け「何度も頬をつねった」 

[ 2016年8月10日 23:32 ]

 カヌー・スラロームの男子カナディアンシングルで、カヌー競技では日本人初のメダルを獲得した羽根田卓也(29=ミキハウス)が10日、一夜明け会見に臨み、「レースが終わった後も自分で何度もほっぺたをつねったりして実感しています」と夢見心地の表情を浮かべた。

 快挙の興奮からか、「きのうは一睡もしないまま一夜明けてしまった」という。日本でも羽根田人気が高まっていると伝えられると「カヌー・スラローム競技は見応えのあるすばらしい競技だと思っています。普及という面ではいろんな課題がこれからあると思いますが、銅メダルをきっかけに認知度が上がれば。カヌーと言えばあの競技ねと言ってもらえるようにしたいです」とさらなる認知度アップを誓った。

 スロバキアでの武者修行生活10年が実った今回。「18の時にスロバキアへ行くと決断したんですが、その決断と周りの方の後押しがなければ絶対ここにいない」と感謝を口にし、「ずっとスロバキアにいて、日本食を食べることが少なかったり、日本に触れることが少ないので、おいしい日本食を食べて、夏祭りだとか日本特有のものに触れあって楽しみたいと思います」と帰国後の休息に思いをはせた。

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2016年8月10日のニュース