大野、中2で日本一宣言 背中押した恩師が祝福「ホッとしました」

[ 2016年8月10日 07:48 ]

初出場の五輪で金メダルを獲得した大野将平(AP)
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リオデジャネイロ五輪柔道男子73キロ級

(8月8日)
 柔道男子73キロ級で金メダルを獲得した大野を柔道私塾「講道学舎」で指導した全日本柔道連盟理事でソウル五輪銅メダリストの北田典子さん(50)は、スポニチ本紙の取材に「祈るような思いでテレビを見ていました。ホッとしました」と喜びを語った。

 大野は中高時代に講道学舎で学んだ。北田さんは「柔道も勉強も、生活の全てにおいて全力を尽くしていた。天才と言われるけど、一番の努力家。思い通りに投げられなかった時には悔し涙を流していた」と振り返る。当時は2歳上の兄哲也さんが頭角を現し注目されていたが、大野が中2の時、北田さんに「みんなは兄が日本一になると言うけど、僕が日本一になるって信じてもらえますか」と告げたという。北田さんは「思い続けた人がそうなる。頑張って」と背中を押し、「それが実った。よかったねと言いたい」と金メダリストとなった教え子を祝福した。

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2016年8月10日のニュース