土居&穂積組が金星!全仏Vペア撃破 会場も味方に「拾って拾って」

[ 2016年8月8日 05:30 ]

女子ダブルス1回戦で第2シードのフランスペアを破り、大喜びの土居(右)、穂積組

リオデジャネイロ五輪第3日・テニス女子ダブルス1回戦 土居・穂積6―0、0-6、6―4ガルシア・ムラデノビッチ

(8月6日 五輪テニスセンター)
 ペアを組んでまだ2度目の土居美咲と穂積絵莉が、今年の全仏オープンを制した第2シードのペアを撃破。マッチポイントで相手のスマッシュがラインを割ると抱き合って金星の喜びを共有した。土居は「お客さんも一体となって盛り上がれた」と声援に感謝し、穂積も「拾って拾って勝利につながった」と喜んだ。

 サッカー男子で日本を破ったナイジェリア代表並みに、紆余(うよ)曲折のリオ入りを強いられた。当初はカナダから米ニューヨーク経由で2日早朝にリオ入りの予定も、航空機の遅延などでマイアミ→チリ・サンティアゴ→サンパウロと経由を強いられ、4日午後にようやく到着。練習時間を削られ準備不足は明らかだったが、道中の雑談で相互理解を高め、初戦を“イメトレ”。5日の練習後には疲れを押して開会式に出席。不測の事態にも動じず、五輪を楽しむ2人がコートでも躍動した。

 第1セットが6―0、第2セットが0―6とプレーにムラはあるが、2度目のコンビだけに伸びしろは十分。穂積は上位進出へ「ダブルスはどこのペアと当たってもチャンスはある。もっといいプレーを増やして一つずつ勝っていきたい」と予告した。

続きを表示

2016年8月8日のニュース