佐藤 世界3位撃破8強!30歳ママ剣士 五輪初勝利で勢い乗った

[ 2016年8月7日 05:30 ]

女子エペ個人 2回戦でロシア選手を破り、喜ぶ佐藤希望

リオデジャネイロ五輪第2日女子エペ個人1回戦、2回戦 佐藤15―12テラン、佐藤15―14ログノワ

(8月6日 カリオカアリーナ)
 女子エペ個人が行われ、ロンドン五輪で初戦敗退の佐藤希望(30=大垣共立銀行)は1回戦でアレハンドラ・テラン(メキシコ)に15―12で勝って五輪初勝利。さらに2回戦では世界ランキング3位で第3シードのタチアナ・ログノワ(ロシア)を延長の末、15―14で破る金星を挙げた。さらに3回戦でもロンドン五輪金メダリストのヤナ・シェミャキナ(ウクライナ)を11―8で立て続けに破って8強入りした。

 「行けるところまで行きたい。気持ちとプレーが充実している。女子エペで8強入りは初めて。でもこれで満足せず、メダルを狙っていきたい」

 初出場したロンドン五輪は初戦敗退。「あの時は頭が真っ白になっていた。今は落ち着いた試合運びができている」と自分でも成長を実感する。ロンドン五輪後の13年7月に長男・匠ちゃん(3)を出産。その約1年後に競技復帰した。都内にある所属先の社宅で匠ちゃんと二人暮らし。毎朝午前6時半に起きて匠ちゃんの弁当を作り、託児室を利用して練習する毎日。出産、育児の経験がプレーの幅につながった。

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