近藤亜美、メダル1号!準決勝敗戦も3決で残り0秒意地の銅メダル

[ 2016年8月7日 04:48 ]

準決勝試合終了間際、ポイントを奪う近藤(右)、銅メダルが確定

リオデジャネイロ五輪柔道

(8月6日)
 2階級を行い、女子48キロ級の近藤亜美(21=三井住友海上)が準決勝で昨年の世界女王・パレト(アルゼンチン)に敗れたものの、3位決定戦でウランツェツェグ・ムンフバット(モンゴル)に終了間際に隅落としで有効を奪い、優勢勝ち。銅メダルを獲得し、日本勢のメダル第1号となった。

 五輪初出場の近藤は、初戦の2回戦でメキシコ選手に横四方固め(相手が途中棄権)で一本勝ちすると、最初のヤマとなった準々決勝で執念を見せた。

 ガルバドラフ(カザフスタン)は、ことし2月のGSパリ大会で絞め技で一本負けした因縁の相手だった。この日も裏投げで技ありを先行される苦しい展開となったが、守りに入った相手に得意の払い腰を仕掛けて畳に倒すと、執念で抑え込みに持ち込んだ。横四方固めによる一本勝ち。時計は3分55秒、残り5秒での逆転勝ちだった。

 準決勝はパレトに先に技ありを奪われ、その後の猛攻を続けたが、逆転はならなかった。

 13年に高校生でGS東京大会を制し、14年に19歳で世界選手権(ロシア)で優勝した。田村亮子(現姓谷)らに次ぐ史上3人目の10代の世界女王だったが、その後は低迷。食事の管理や嫌いだったウエートトレーニング、練習嫌いを克服してつかんだ五輪切符だった。

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