IOC総会第1日開始 東京五輪の野球・ソフト4日未明採用審議

[ 2016年8月3日 05:30 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は2日、五輪開幕前のリオデジャネイロで総会第1日の審議を始めた。20年東京五輪の追加種目は3日午後3時(日本時間4日午前3時)以降に審議予定。一括提案される野球・ソフトボール、空手など5競技18種目の採用が確実な情勢だ。

 審議では大会組織委員会の森喜朗会長と武藤敏郎事務総長、IOCのコーツ副会長とプログラム委員会のカラーロ委員長らが合同プレゼンテーションを約20分実施する予定。質疑応答後に約90人の委員が投票し、過半数の賛成で決まる。スケートボードとスポーツクライミング、サーフィンも提案される。

 国際スキー連盟会長のカスパーIOC委員は「伝統と若者向けの競技が融合し、五輪の魅力につながる。(採用は)100%大丈夫だ」と歓迎し、パウンド委員は「米大リーグ選手の参加に課題もあるが、一括提案だから問題ない」と指摘した。

 第1日の審議では国ぐるみのドーピングが指摘されたロシアのリオ五輪全面除外を見送り、条件付きながら参加を認めた理事会の決定を多数決で支持した。反対は1票だった。

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2016年8月3日のニュース