バレー女子代表リオ入り ケガのサオリンは開幕戦欠場の可能性も

[ 2016年8月2日 06:45 ]

リオデジャネイロに到着し、取材に応じるバレーボール女子の木村

 大黒柱が不安を抱えたまま決戦の地に入った。12年ロンドン五輪で銅メダルを獲得したバレーボールの女子日本代表が7月31日、事前合宿地のサンパウロからリオデジャネイロの国際空港に到着。木村沙織主将(29=東レ)は「いよいよ始まるという感じ。ロンドン以上のメダルを目指して頑張りたい」と笑みを浮かべたが、5月の世界最終予選で痛めた右手小指はまだ回復途上だ。

 7月22日の日本出発時と同様、この日も患部には包帯が巻かれていた。開会式翌日の6日、宿敵・韓国との一戦で1次リーグがスタートする。事前合宿でも全力でのアタックはできなかったとみられ、「(利き手の)右手ですからね。最終的には本人次第。開幕戦が最終目標ではないので」と真鍋監督。木村は「できることはやっていきたい。(状態は)初戦を見て下さい」と話し、主将が欠場する可能性もある。

 高校3年で初出場した04年アテネから12年。4大会連続の五輪となるリオは、チームにとっても自身にとっても、集大成になる。「結果を出すためにやってきた。笑って終われるような大会になればいい。どういう状況になっても元気に最後まで戦い抜きたい」。40年ぶりの金メダルロードを切り開くために、主将がコンディションを上げていく。

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2016年8月2日のニュース