錦織はリオ五輪第5シード濃厚 日本勢96年ぶりメダル獲得へチャンス十分

[ 2016年8月2日 08:21 ]

決勝でジョコビッチに敗れた錦織のリターン(AP)

リオ五輪テニス男子シングルス展望

 錦織圭は1日付の世界ランキングで6位のままとなり、6~14日までの日程で争われるリオ五輪は第5シードで臨むことが濃厚となった。

 膝をケガしている同3位のフェデラー(スイス)、ジカ熱への懸念を表明している同7位ラオニッチ(カナダ)と同8位のベルディハ(チェコ)らが欠場するが、その他の上位選手は出場予定。同1位ジョコビッチ(セルビア)、同2位A・マリー(英国)、同4位のバブリンカ(スイス)、同5位のナダル(スペイン)らとメダルを争うことになる。

 錦織は上位4シードに届かなかったことで準々決勝でこの4選手と対戦する可能性がある。全豪、全仏で優勝したジョコビッチ、ウィンブルドンを制し、五輪2連覇を狙うA・マリーは今季好調だ。

 一方、ナダルは手首の故障でウィンブルドンを欠場するなど今季は低調、バブリンカに対して錦織は今大会で勝った。20年アントワープ五輪のテニス男子シングルスの熊谷一弥と男子ダブルスの熊谷、柏尾誠一郎の2つの銀メダル以来日本勢96年ぶりのメダルのチャンスは十分にある。

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2016年8月2日のニュース