【内藤雄士の目】全クラブで高い精度 課題はパット「ハイサイド」

[ 2016年8月2日 05:30 ]

最終Rの18番でバーディーを決め、ホールアウトする松山は晴れやかな表情(AP)

米男子ゴルフツアー 全米プロゴルフ選手権最終日

(7月31日 米ニュージャージー州スプリングフィールド バルタスロールGC=7428ヤード、パー70)
 当然悔しさはあるだろうが、松山はショットが良くなった手応えをより強く感じていると思う。バランスを崩す場面もなかったし、ティーショットもアイアンも全てのクラブの精度が高かった。アイアンをキャビティーバックからマッスルバックに戻したことも復調の要因だ。球の高さを出そうとキャビティーバックを使い始めたと思うがスピン量が自分のイメージと合わなかったのだろう。スピンを掛けようとしてスイングにも影響が出た。マッスルバックはスピンが掛けやすい。スピン量もイメージと合うから、スイングでも余計な動きがなくなった。

 パットは結果として入らなかったが、ストロークは良くなっている。以前はインパクトの時に左肩が浮くことがあった。だが今はアドレスと同じ形でインパクトできていて転がりの良い球が打てている。技術的なミスはほぼ見られなかった。ミスパットの多くは「ハイサイド」つまりフックなら右、スライスなら左に外れていた。ショットが良くてチャンスに付くから、気合が入りすぎてタッチが強くなり「ハイサイド」に抜ける。ラインを薄めに読めば入る確率は上がるし、気持ちを静めて集中し直す工夫が必要かもしれない。

 ただあれだけパットが入らないのに4位というのはそれだけショットが良い証拠。全米オープン、全英オープン と予選落ちして心配していたが、日本のエースとして一層頼もしくなった。(ツアープロコーチ)

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