ロシア、リオ五輪は250人以上参加 選手団、当初の7割前後か

[ 2016年7月28日 17:49 ]

 国ぐるみのドーピング違反が認定されたロシアのリオデジャネイロ五輪参加問題で、ロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長は27日、伝統的に強いレスリングを含めて各国際競技連盟(IF)から250人以上の選手の出場が認められたことを明らかにした。国営テレビが伝えた。

 大会組織委員会の公式情報システム「info+」によると、27日時点でのロシア選手のエントリー数は270人規模となっており、当初発表された選手数387人の7割前後が参加する見通し。国際陸連からチームでの参加を禁じられた陸上を除けば、戦える陣容が整いつつある。

 国際オリンピック委員会(IOC)はリオ五輪からのロシアの全面締め出しを見送り、ドーピング違反歴がないことなどを条件に、各IFに同国選手の出場の可否判断を委ねた。これまでに柔道、テニス、体操、フェンシングなどで全選手が出場可能となった。さらに卓球3選手、トライアスロン6選手、ビーチバレーを含むバレーボールの選手も27日に参加条件を満たしたと発表された。

 一方、競泳の7選手、ボートの22選手、カヌーの5選手らが条件をクリアできなかった。陸上を含めると、出場できない選手は100人を超えた。(共同)

続きを表示

2016年7月28日のニュース