ロシア、リオ五輪に250人以上が参加 出場できない選手は100人以上

[ 2016年7月28日 10:01 ]

 国ぐるみのドーピング違反が認定されたロシアのリオデジャネイロ五輪参加問題で、ロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長は27日、伝統的な強さを誇るレスリングを含めて各国際競技連盟(IF)から250人以上の出場が認められたと明らかにした。国営テレビが伝えた。

 大会組織委員会の公式情報システム「info+」によると、27日時点でのロシア選手のエントリー数は270人規模となっており、当初発表された選手数387人の7割前後が参加する見通しとなった。ジューコフ会長は、30日までに全体が確定する見通しと語った。

 国際オリンピック委員会(IOC)はドーピング違反歴がないことなどの条件を設け、各IFにロシア選手の出場可否の判断を委ねた。これまでに柔道、テニス、体操、フェンシングなどで全選手が出場可能となった。さらに卓球3選手、トライアスロン6選手、ビーチバレーを含むバレーボールの選手も27日に参加条件を満たしたと発表された。
 一方、競泳の7選手、ボートの22選手、カヌーの5選手らが条件をクリアできず、国際陸連からチームでの参加を禁じられた陸上を含めると出場できない選手は100人を超えた。(共同)

続きを表示

2016年7月28日のニュース