錦織、格下にストレート勝ちで初戦突破 サーブは抑え気味

[ 2016年7月28日 01:32 ]

男子シングルス2回戦でリターンする錦織圭(カナディアン・プレス=AP)

 男子テニスのロジャーズ・カップ第3日が27日にカナダ・トロントで行われ、第3シードで世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)が2回戦から登場。同131位のデニス・ノビコフ(22=米国)を6―4、7―5で下し、3回戦に進出した。

 左脇腹痛で4回戦を途中棄権したウィンブルドン選手権以来の大会出場で、8月に行われるリオデジャネイロ五輪の前哨戦にもなる大会。第1セットはいきなりブレークから始まると4ゲーム連取したが、第5ゲームからは4ゲーム連続で奪われる展開。第9ゲームは積極的に前に詰めドロップショットを返す好プレーが出てブレークすると、第10ゲームはエースも出てキープに成功。第1セットを先取した。

 第2セットは第3ゲームでブレークしたものの、続く第4ゲームで即座にブレークバックされる。その後は互いにキープし合い、第11ゲームでノビコフのミスに乗じて錦織がブレーク。第12ゲームをきっちりキープし、ストレート勝ちを決めた。

 左脇腹痛を抱えながら出場したウィンブルドンと同じく、サーブのスピードを抑え気味にした錦織。6個のダブルフォルトを喫するなど精度を欠いたうえ、ストロークでのミスも目立った。それでもノビコフのミスの多さに助けられ初戦を突破した。

 3回戦では世界23位で第13シードのリュカ・プイユ(22=フランス)を6―4、7―6で下した世界118位のラジーブ・ラム(32=米国)と対戦する。錦織とラムの過去の対戦成績は1勝1敗。

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